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スポーツ選手の運動神経は親からの遺伝か

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運動神経は生まれつきのもので、親から子へと遺伝するのであまり努力してもよくならないとの俗説

 

があります。
だからスポーツ選手の親もまたスポーツ選手だったので子供もいいのだとまことしやか

 

に語る人もいます。

 

 

しかしこの考えはあまりに安易すぎます。
まず運動神経と運動能力は混同されやすいのですが、運動能力

 

が身長、体重、筋力、視力など運動するための力を表すのに対して、運動神経とは運動を補佐するバラン

 

ス感覚や反応力や判断力と言った運動を補佐する能力を表すものです。

 

 

体格や骨格、筋力などの基本は遺伝子レベルで決まるものなので運動能力は確かに遺伝すると言えると

 

思います。

 

 

 

しかし運動神経は遺伝するのではなく、一生に一度神経系が最も成長する3歳から14歳頃にどうやって過ご

 

すかで決まってくるようです。

 

 

そして一番大事なのが3歳から7歳の幼児期にいかに運動に取り組むかです。

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3歳から8歳のプレゴールデンエイジと呼ばれる時期に、基本的な運動動作と様々な運動動作を身につけて

 

おくことが重要です。
この時期は自分の身体のコントロールが難しく右足を出そうとしても左足が出てし

 

まったりするので、多くの遊びやスポーツの経験を積ませることが後で生きてきます。

 

 

9歳から11歳のゴールデンエイジの時期になると、自分の身体をコントロールできるようになっているので

 

この時期はプレゴールデンエイジの時期に基本的な動作ができるようになっていると、動きを見ただけで

 

技術を身につけることができるようになったり、できなかった動きをマスターできるようになったりしま

 

す。

 

 

そして12歳から14歳のポストゴールデンエイジの時期になると、9割がたは運動神経は完成されているので

 

あまり成長することはなく現状の技術を維持しながら反復練習し、考えながら練習するなど頭を使って

 

工夫する必要があります。

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