運動能力と母親からの遺伝について
一般的に子供の運動能力は両親からの遺伝で決まると言われています。
基本的にそれは間違いではありませんが、実は遺伝するのは骨格や筋肉の割合、身長や足の長さなどの身体の構成に関してになります。
また、運動神経と運動能力の違いもあります。
運動能力とは筋力などを指す言葉で、例えば大人と子供が腕相撲をしたらほぼ確実に大人が勝ちます。
これが運動能力になります。
運動神経とは言い換えれば反射神経のようなものです。
これも例えるなら、大人と子供が合図と同時にミカンなど取り合った場合100パーセント大人が勝つとは言い切れません。
これが運動神経になります。
また、一説では運動神経は母親から遺伝すると言われていますが、実際にはそれほど関係はありません。
それよりも幼少期にどれだけ質の良い運動をしてきたかが重要なポイントになります。
スポンサーリンク運動神経は幼少期に形成されます。
したがって、その幼少期に運動をしたかしなかったかによって大きく変わってきます。
運動をたくさん行う事で神経が発達し、脳からの指令がスムーズに伝達されるようになります。
それが運動神経が良いと言う状態になります。
また、運動能力は遺伝が大きく関わってきます。
こちらは上記のように骨格や筋肉の割合になりますので、遺伝によってある程度決まってしまいます。
日々のトレーニングや食べ物によって多少の変化は生じますが、大きく変わる事はないと言えます。
ただし、必ずしも父親や母親からとは限りません。
祖父や祖母から受け継ぐ可能性もあります。
そして、本人の意識も大きなウェイトを占めています。
足の遅い子は自分は運動が苦手だと思い込みやすいので、たとえ運動神経が良くてもそれを発揮できない可能性があります。
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