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子供の運動神経は母親からの遺伝子

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子供の運動神経は母親からの遺伝子なのか、という話題が良く聞かれます。
ここで、一つ定義しておく必要があります。
それは、「運動能力」と「運動神経」です。

 

運動能力とは、身長などの骨格、適正体重、筋力、視力、聴力など、運動する能力のことです。
運動神経は、バランス感覚、判断力、反応の早さなど、運動を補佐するものです。
運動能力の身体的特徴は、ある程度遺伝します。
それでも、完全ではありません。
そして、運動神経は、幼児期の運動への取り組み方で、大きく異なってきます。
つまり、遺伝的なものではないということです。

 

子供の能力は、5〜8歳の期間のプレゴールデンエイジの期間と、9〜14歳のゴールデンエイジの期間に、いかに質の高いトレーニングが出来たかによります。
この期間に上質なトレーニングを子供に与えることが出来れば、また、そのような環境を整えられることで、運動神経の良い子供に成長します。

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子供の運動神経は母親からの遺伝子という噂は、女性にだけ受け継がれるミトコンドリアが原因といわれたり、諸説ありますが、先のゴールデンエイジの期間に、子供と接する時間が最も多い母親と関連しているのかもしれません。
どうしても運動に苦手意識があったり、コンプレックスのある場合、子供と接するときでも、運動系より、頭脳系を選択する傾向があり、結果として、母親の運動神経が、子供の運動神経に関連性があるように見えるのかもしれません。
さらに、アスリートの父親が子供の幼児期に一緒に遊んだり運動する機会が少なければ、余計にそう感じるのかもしれません。
この、幼少期の運動環境の整備には、当然、母親の影響力が大きく関係しています。
運動が苦手な母親であっても、逆にこの期間に子供と大いに遊び、育てることが出来れば、運動神経の良い子供に育つ可能性は大いにあるといえるでしょう。

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